柔道好き男の闘病記

議論好き人間の問題提起ブログです。いや、言いたい放題言ってるだけです笑

一緒に夢を叶える関係性の美しさ

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本作はフランスで熱狂的に愛されている、ベストセラー青春小説を原作として制作されたようだ。

フランス映画はおしゃれだな~と本作でも思わせてもらった。

最後の情感あふれるシーンなどは、生きる喜びのようなものがスクリーンに鮮明に映しだされる。

 

恋の扱い方は数えきれないほどあるが、本作の描写は非常に好きである。

お互いに相手を確実に好きだとするわかりやすい描写はない。

個人的には一目ぼれを信じていないわけではないが、恋は関係が深まるにつれてその濃度を濃くしていくことが望ましい、というか自分はそれが普通だと思っているからである。

2人で夢を実現させようとする関係性も僕は理想的に思える。

 

 娘が失明してしまうかもしれない。

そんな危機に陥ったとしたら親としてはどうすべきだろうか。

本作の場合はいずれ失明することが確実なのだから、娘を自由にさせてやるしかないのではなかろうか。

いかにお金があろうが、娘の人生に親が責任を持つことはできない。

彼女の選択は彼女のものであり、親がどうこうすべき問題ではないからだ。

 

マリーは嬉しそうにチェロを弾く。

彼女にとってそれは、生きると不可分の行動なのだ。

マリーを支えるヴィクトールもいじらしい。

不器用ながらも前に進もうとする姿勢が甘酸っぱくていい感じである。

 

恋愛と言えば「性行為」が想起されがちであるが、肉体関係はその関係構築のメインになり得ないと僕は思っている。

現実のみで甘美さがないと人生はつまらないと思ってしまうからだ。

「心が洗われた」という感想を述べて終わりたいと思う。

 

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