柔道好き男の闘病記

議論好き人間の問題提起ブログです。いや、言いたい放題言ってるだけです笑

誰でも観れば元気になれる映画だと思う

観終わった後、間違いなく勇気づけられていた。 それは、失敗を繰り返しながらも挑戦を繰り返すバーナムの姿に魅せられたか、はたまた差別や偏見に屈しない戦士の姿に感動したからだろうか。 バーナムは、社会から排除されてきたマイノリティを表舞台に登場…

そして「彼ら」は家族になった

観終わった後、ずーんと心に重くのしかかってきたものは「日本が融けていく」という思いである。 是枝監督は、日本に存在する深刻な問題をこれでもかとスクリーンに映し出した。 カタルシスどころか、彼らの未来に対する不安が頭を離れなくなってしまった。 …

『からだの中から健康になる長寿の秘密』

著者である三石巌が、読書会で出会った本によって分子栄養学の研究を進めていったという記述は興味深かった。 三石栄養学により僕は健康に生きることができているから、その読書会には感謝しないといけない思う。 三石栄養学の特徴は高たんぱく、メガビタミ…

「才能」に恵まれても「普通」でありたいのさ

「ギフテッド」とは、先天的に平均よりも顕著に高度な知的能力を持っている人のことである。 主人公のメアリーは「ギフテッド」であり、高度な数学理解能力がある。 そんな彼女に英才教育を施すべきか否かが作中で問われている。 論題は変わるが、「ギフテッ…

一緒に夢を叶える関係性の美しさ

本作はフランスで熱狂的に愛されている、ベストセラー青春小説を原作として制作されたようだ。 フランス映画はおしゃれだな~と本作でも思わせてもらった。 最後の情感あふれるシーンなどは、生きる喜びのようなものがスクリーンに鮮明に映しだされる。 恋の…

今さら『半沢直樹』を読んでみた

「やられたらやり返す。倍返しだ!」というキャッチコピーのもと、テレビドラマ『半沢直樹』は一世を風靡した。 実はドラマさえ見ていないのだが、原作を手に入れたので読んでみた。 最後まで一気に読めるぐらい、話の流れがスムーズに描写されている。 これ…

美しくて残虐な復讐劇は社会に向けられている

本作はファッションデザイナーのトム・フォードが監督している。 そのためか、劇中のいたるところで彼の美意識が投影されていて非常に気持ちがいい。 主演のエイミー・アダムスは非常に美しくフィルムに映し出されているし、ジェイク・ギレンホールもセクシ…

『死亡保険金は「命の値段」 もっともシンプルな保険選び』

保険の種類は驚くほど多い。 そして、その内容は複雑で携帯会社の料金プランのようだと思うこともある。 しかしながら、それだけ種類が多いというのは、一人ひとりの違う人生に適した保険が生まれてきたためであって、意味もなく増えてきたわけではない。 著…

『かもめ食堂』ー何気ない日常の中にある幸せー

何気ない日常が淡々と描かれており、変な盛り上がりもクライマックスも用意されていない。 でも、すーっと小説の中に入っている自分がいて、いつの間にか読み終えていた。 仕事をして生きていると日々があっという間に過ぎていく、そんな毎日が丁寧な筆致で…

『山田昭男の仕事も人生も面白くなる 働き方バイブル』

とにかく素晴らしい本だったというしかない。 山田昭男氏が遺した言葉、 「日本人は『楽しく働くこと』を、もっと本気で考えた方がいい」 に、山田氏の問題意識は凝縮されている気がする。 未来工業の職場環境とはすなわち、 ・就労時間は1日7時間15分で、残…

民主主義はいつだって闘いだ

否定と肯定【Blu-ray】 [ レイチェル・ワイズ ] 価格:3,807円(2018/5/6 17:29時点)感想(0件) ホロコースト否定論者デイヴィッド・アーヴィングとユダヤ人歴史学者デボラ・E・リップシュタットとの裁判闘争を描いた映画である。 実話をもとにつくられている…

『風が強く吹いている』ー走るとは「風」になることー

僕は元長距離ランナーであるが、本書はリアリティが半端ではない。 もちろん箱根駅伝出場などのあたりはファンタジーと言われてもしかたないかもしれないが、ランニング中の感覚描写などは非常にリアルであり、驚きを持って読み進めた。 著者は元ランナーか…

『99%の会社はいらない』ー会社はただ単に1つのシステムに過ぎないー

さすが堀江氏と思わせてくれる書籍である。 会社は必要ないと言い切る歯切れの良さは、読んでいて非常に気持ちがいい。 手段として会社という制度が生まれてきたにすぎない。 目的の達成手段として代替できるものが他にあるならば、会社など必要なくなるので…

『逆風に立つ』ー運命に従い、役割を熟し続けるー

松井に勇気づけられた人はどれだけいるだろうか。 かくいう僕も勇気をもらった1人なのだが。 2009年のワールドシリーズでの松井の活躍を、僕は家電量販店のテレビで見ていた。 人生に絶望し、それでもあきらめるわけにはいかないと思いながら生きていたあの…

そこはかとなく漂う「違和感」

ゲット・アウト ブルーレイ DVDセット【Blu-ray】 [ ダニエル・カルーヤ ] 価格:3,317円(2018/4/29 19:43時点)感想(0件) 白人の家に雇われている黒人の様子が変であることに気づいた主人公。 彼女の母親が精神科医で催眠術が得意であることから、黒人も催眠…

子どもたちが「恐怖」に打ち克つ成長物語

【輸入盤】It [ It / イット それ が見えたら、終わり。 ] 価格:3,406円(2018/4/29 18:50時点)感想(0件) 道化師が見せるのは、その子どもが一番怖いと思っているものである。 そして、子どもが感じる恐怖を吸い取り、それを栄養源として生きているのだ。 1年…

「叶わぬ恋」と「訪れた平和」

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 [ 矢島晶子 ] 感想(17件) 廉姫の願いは、野原一家により叶った。 春日に平和は訪れたのだ。 しかし、廉姫と又兵衛の恋が成就することはなかった。 しんのすけが春日に来なければ、廉姫は大蔵井に嫁ぎ、…

「オトナ帝国」は「今」を生きるすべての大人への応援歌だ

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 [ 臼井儀人 ] 感想(11件) イエスタデイ・ワンスモアのリーダー、ケンは21世紀の日本を評して「汚い金や燃えないゴミがあふれただけだ」と言う。 そして、人々がまだ「心」を持って生きていた時代…

「エタニティ」が映し出す人生の甘美さ

エタニティ 永遠の花たちへ [ オドレイ・トトゥ ] 感想(0件) 美しい映画だ。全編を通して、美しい情景と音楽が流れ続ける。 親子3代にわたる物語を、言葉少なに紡いでいく。 伝わるメッセージは「エタニティ」生命の永遠性である。 親が子を産み、子が親にな…

「火垂る」のように儚い命があった

火垂るの墓 [ 辰巳努 ] 感想(1件) 戦争は終わったが、戦災孤児である清太に幸せは訪れなかった。 栄養失調による衰弱死であったが、妹節子を喪った清太には生きる希望が失われていた。 アメリカの絨毯爆撃は非戦闘員や病院なども焼き尽くし、多大なる犠牲が…

はてなブログ開設にあたり

お題「ブログをはじめたきっかけ」 大学を無事卒業して社会人になり、今後はお金を使う趣味も持てるようになりました^^ そこで自分の趣味はなんだ?と思ったときに、あまりないなと思ったわけです笑 いや、趣味はたくさんあるんですが、好きな歌手のライブに…